骨粗鬆症外来

診療時間
診療日 月・水・木・金・土(土曜日は午前のみ)
受付時間 午前9:00~12:15 | 午後3:30~6:15

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の密度が低下して骨がもろくなり、わずかな衝撃でも骨折しやすくなる病気です。特に閉経後の女性や高齢の方に多くみられ、日本では推定約1,300万人が該当するとされています。

骨粗鬆症そのものには自覚症状がほとんどないため、「いつの間にか骨折」とも呼ばれる背骨の圧迫骨折(あっぱくこっせつ:背骨がつぶれるように折れること)で初めて気づく方も少なくありません。骨折は寝たきりの原因にもなるため、早期に発見し、治療と予防に取り組むことがとても大切です。



こんな方は骨密度検査をお勧めします

以下に当てはまる方は、骨粗鬆症のリスクが高いとされています。自覚症状がなくても、一度検査を受けることをお勧めします。

チェック項目
閉経を迎えた女性(50歳以上の女性)
70歳以上の男性
過去に骨折したことがある(特に軽い衝撃での骨折)
家族(特に母親)に骨粗鬆症や骨折の方がいる
ステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)を長期間使用している
極端なダイエットや偏食で栄養が偏っている
日常的にあまり運動をしない
喫煙している、またはお酒をよく飲む
身長が以前より2cm以上縮んだ気がする
背中が丸くなってきた

1つでも当てはまる方は、お気軽にご相談ください。骨密度検査は痛みもなく、短時間で受けられます。



当院の骨粗鬆症検査

骨密度検査(MD法)

当院では、MD法(エムディーほう)と呼ばれるレントゲンを用いた骨密度検査を院内で実施しています。手のレントゲン写真を撮影し、骨の密度を数値で測定します。

検査方法手のレントゲン撮影(MD法)
検査時間数分程度(撮影のみ)
痛みありません
結果当日中に医師からご説明します
定期検査治療中の方は定期的に骨密度の変化を確認し、治療効果を評価します

血液検査(骨代謝マーカー)

必要に応じて、血液検査で骨の代謝状態を調べます。TRACP-5b(ティーアールエーシーピー ファイブビー)などの骨代謝マーカーを測定することで、骨がどのくらいのペースで壊されているかを把握し、治療薬の選択や効果判定に役立てます。



治療

骨粗鬆症の治療は、骨密度の程度や骨折リスク、患者さんの年齢や生活状況に応じて、医師が最適な方法をご提案します。

内服薬(飲み薬)

薬の種類働き
ビスホスホネート製剤骨を壊す細胞の働きを抑え、骨密度の低下を防ぎます。週1回や月1回の服用タイプがあります
活性型ビタミンD製剤腸からのカルシウム吸収を助け、骨を丈夫にします
SERM(サーム)閉経後の女性に用いる薬で、骨に対してエストロゲン(女性ホルモン)と似た作用で骨密度の低下を防ぎます

お薬の種類や服用方法は症状に応じて医師が選択します。飲み方に注意が必要な薬もありますので、処方時に丁寧にご説明いたします。

注射治療

内服薬だけでは十分な効果が得られない場合や、骨折リスクが高い場合には、注射による治療を行います。

注射の種類概要
エルシトニン注射骨粗鬆症に伴う腰背部の痛みを和らげる注射。週1回、6ヶ月間を目安に実施します
テリボン注射(テリパラチド)新しい骨をつくる力を高める注射。重度の骨粗鬆症に対して高い効果が期待できます。ご自宅での自己注射にも対応しています

各注射の仕組み・副作用・治療の流れについて詳しくは「注射・ブロック療法」のページをご覧ください。

リハビリテーション・運動療法

骨粗鬆症の治療において、薬と並んで大切なのが適度な運動です。当院の理学療法士が、転倒予防のためのバランス訓練や、骨に適度な刺激を与える筋力トレーニングを指導いたします。無理のない範囲で体を動かすことで、骨密度の維持と筋力の強化を同時に目指します。

リハビリの詳しい内容は「リハビリテーション科」のページをご覧ください。



葛飾区 骨粗しょう症検診

葛飾区では、対象年齢の女性を対象に骨粗しょう症検診(公費)を実施しています。当院でもこの検診を受けることができます。

対象者40・45・50・55・60・65・70歳になる葛飾区在住の女性
費用無料(公費負担)
検査方法手のレントゲン撮影(MD法)による骨密度測定
予約方法お電話にてご予約ください
050-1864-7883(整形外科・リハビリテーション専用)
当日の持ち物骨粗しょう症予防健診受診票、本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証等)
結果説明検査当日に整形外科医より結果をご説明します
注意事項すでに骨粗鬆症の治療中(予定含む)の方は検診の対象外となります

実施期間は年度によって異なります。対象の方には葛飾区から受診券が届きますので、届きましたらお電話でご予約ください。



骨粗鬆症を予防するために

骨粗鬆症は、日常生活の中での心がけで予防・進行の抑制が期待できます。

カルシウムとビタミンDを意識した食事

乳製品、小魚、大豆製品、緑黄色野菜などカルシウムを多く含む食品を意識して摂りましょう。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける栄養素で、魚(特にサケ、サンマ)やきのこ類に多く含まれています。

適度な運動

ウォーキングや軽い筋力トレーニングなど、骨に適度な負荷がかかる運動を習慣にしましょう。運動は骨密度の維持だけでなく、筋力やバランス能力の向上による転倒予防にもつながります。

日光浴

ビタミンDは日光を浴びることで体内でもつくられます。1日15〜30分程度、屋外で過ごすことを心がけましょう。

定期的な骨密度検査

自覚症状のない骨粗鬆症を早期に見つけるためには、定期的な検査が欠かせません。特に閉経後の女性や、上記のリスク因子に該当する方は、年に1回の骨密度検査をお勧めします。



日常的な痛みから突発的な痛みまで
初めての患者様もお気軽にお電話ご相談ください!

当院の整形外科は受付順での診察となります(予約不要)、診療時間をご確認いただきお気をつけてお越しください。
お電話にて空いている時間帯をご案内することもできます。

<綾瀬中央診療所 総合案内>
☎03-3602-5664