地域連携方針について
当院では、ご家族や医療・福祉に関わる皆様、地域の医療施設などとより緊密に連携し、利用者の方に寄り添った在宅医療を行えるように、下記のような取り組みを行っています。
病院との連携
患者様とご家族様が安心して在宅医療をご利用できるように、普段から症状の変化について把握を行い、症状の急変などの際には提携の医療機関と連携して、柔軟な対応をして参ります。また、在宅療養中に検査や入院が必要になった場合にも、患者様の情報を医療機関と共有して、適切な処置が受けられるような手配を行います。
訪問看護ステーションとの連携
医療的ケアが必要な方のために、定期的な看護師の訪問をお勧めしております。
当院は地域の訪問看護ステーションと連携しながら、療養のサポートを行っており、担当医師から「訪問看護指示書※」を看護師に提供し、その医師と連絡を取り合いながら、 適切な情報のもとに患者様の対応にあたります。
※訪問看護指示書とは、訪問看護ステーションなど指定訪問看護事業者が利用者に対して訪問看護を提供する際に、主治医から指示を受けるために交付してもらう文書
調剤薬局との連携
「訪問服薬指導」という制度を利用すれば、薬剤師の方がご自宅に訪問し、 薬の効果や副作用についての説明など、しっかりお話をうかがって処方医師に報告することができます。どうすればきちんと服薬できるかどうかも一緒に考えてもらえますので、積極的に利用をお勧めしております。
ケアマネジャーとの連携
「主治医意見書※」を発行して、それを元にケアマネジャーの方に介護プラン（居宅療養管理指導書）を作成いただき、患者様に合ったサービスの提供を依頼します。
※主治医意見書とは、介護保険制度の要介護認定を受ける際に必要となる書類
福祉行政との連携
訪問看護指示書や訪問リハビリ指示はもちろん、各種公費の申請、各種保険の書類作成等も行っております。
所属する地域の福祉課や地域包括支援センターと連携を取り、自宅での治療における様々な課題の解決や日々の生活の質の向上についてサポートいたします。