首の痛み・こり

診療時間
診療日 月・水・木・金・土(土曜日は午前のみ)
受付時間 午前9:00~12:15 | 午後3:30~6:15

こんな症状はありませんか?

  • 首を動かすと痛い、回しにくい
  • 朝起きたら首が痛くて動かせない(寝違え)
  • 首から肩にかけて重だるい、こっている
  • 首の痛みとともに、腕や手にしびれがある
  • 上を向くと首が痛い、つまる感じがある
  • 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用後に首が痛くなる
  • 首の痛みに加えて、頭痛がある
  • 首の後ろから背中にかけて張っている

ひとつでも当てはまる方は、整形外科への受診をお勧めします。首の痛みには、筋肉の疲労によるものから、骨や神経の問題が原因のものまでさまざまな可能性があります。自己判断で放置せず、一度医師の診察を受けることで、適切な治療につなげることができます。



首の痛みの原因として考えられる疾患

筋肉や姿勢に関するもの

疾患名概要
寝違え睡眠中に首が不自然な姿勢になり、筋肉や靭帯(じんたい)に負担がかかって起こる急性の痛みです。多くは数日〜1週間程度で改善しますが、痛みが強い場合や繰り返す場合は受診をお勧めします
筋筋膜性疼痛
(きんきんまくせい とうつう)
首や肩の筋肉が緊張し続けることで、筋肉内に「トリガーポイント」と呼ばれるしこりのような痛みの原因箇所ができ、そこから首・肩・頭にかけて痛みが広がります。デスクワークや姿勢の悪さが原因となることが多い症状です
ストレートネック本来ゆるやかなカーブを描いている首の骨(頚椎:けいつい)が、まっすぐになってしまった状態です。長時間のスマートフォンやパソコンの使用が原因となることが多く、首・肩のこりや痛み、頭痛を引き起こすことがあります

骨や神経に関するもの

疾患名概要
頚椎症
(けいついしょう)
加齢により首の骨(頚椎)や椎間板(ついかんばん:骨と骨の間のクッション)が変形し、首の痛みやこりを引き起こします。変形が進むと、神経を圧迫して腕や手にしびれが出ることもあります(頚椎症性神経根症)
頚椎椎間板ヘルニア
(けいつい ついかんばん ヘルニア)
首の椎間板の中身が飛び出して神経を圧迫し、首の痛みに加えて、腕や手にしびれ・痛み・力が入りにくいといった症状が出ます。比較的若い世代(30〜50代)にも起こります
頚椎症性脊髄症
(けいついしょうせい せきずいしょう)
首の骨の変形や椎間板の変性により脊髄(せきずい:背骨の中を通る太い神経)が圧迫され、手の細かい動きがしにくくなる、歩きにくくなるなどの症状が出ます。進行する場合は手術が必要になることもあります



受診の目安

以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。

早めの受診をお勧めする症状

  • 首の痛みが1週間以上続いている
  • 首の痛みとともに、腕や手にしびれがある
  • 首の痛みで夜眠れない
  • 痛み止めを飲んでも改善しない
  • 同じような首の痛みを繰り返している

すぐに受診すべき症状

  • 手の力が入らない、箸やボタンがうまく使えない
  • 歩行がふらつく、足がもつれる
  • 転倒や交通事故など、強い衝撃を受けた後の首の痛み
  • 発熱を伴う首の痛み

これらの症状がある場合は、神経の障害や骨折の可能性があります。できるだけ早く整形外科を受診してください。



当院での検査・診断

首の痛みの原因を正確に把握するために、症状に応じて以下の検査を行います。

検査わかること
問診・触診・動作確認痛みの場所・程度・動きの制限を確認し、原因を絞り込みます
レントゲン撮影頚椎(首の骨)の変形、椎間板の狭小化、ストレートネックの有無などを確認します。受診当日にその場で撮影できます
神経学的検査腕や手のしびれ・筋力・反射を調べ、神経が圧迫されていないかを確認します
MRI検査(紹介)椎間板ヘルニアや脊髄の圧迫など、レントゲンでは確認しにくい問題を詳しく調べます。画像検査の専門機関であるメディカルスキャニングへ紹介いたします
血液検査炎症の有無や、関節リウマチなど他の病気の可能性を調べる場合に行います



当院での治療

首の痛みの原因と程度に応じて、以下の治療を組み合わせて進めます。治療方針は患者さんにわかりやすくご説明し、ご納得いただいたうえで決定します。

投薬(お薬による治療)

痛みや炎症を抑える消炎鎮痛薬(いわゆる痛み止め)、筋肉の緊張を和らげる筋弛緩薬(きんしかんやく)、神経の痛みに効く薬、外用薬(湿布・塗り薬)などを症状に応じて処方します。

注射療法

注射の種類首の痛みに対する効果
トリガーポイント注射首や肩の筋肉のしこり(トリガーポイント)に直接注射し、痛みを和らげます。筋筋膜性疼痛や慢性的な首こりに効果的です
神経ブロック注射神経の周辺に麻酔薬を注入し、痛みの伝達を遮断します。頚椎症や椎間板ヘルニアによる強い痛み・しびれに対して行います

注射治療の詳しい内容は「注射・ブロック療法」のページもご覧ください。

リハビリテーション

理学療法士がマンツーマンで、首の痛みの原因に応じたリハビリを行います。

治療内容首の痛みに対する効果
運動療法首・肩まわりのストレッチや筋力強化を行い、痛みの原因となっている筋肉のバランスを整えます。姿勢の改善指導も行います
徒手療法理学療法士が手技で首や肩の硬くなった筋肉をほぐし、関節の動きを改善します
物理療法低周波・干渉波などの電気治療やホットパック(温熱療法)で、痛みの緩和と血流の改善を図ります

リハビリの詳しい内容は「リハビリテーション科」のページもご覧ください。

手術が必要な場合

頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性脊髄症で、保存療法(お薬・注射・リハビリ)では改善が難しく手術が必要と判断された場合は、連携している大学病院・基幹病院へご紹介いたします。術後のリハビリは当院で継続できます。



ご自宅で気をつけていただきたいこと

姿勢を見直す

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用では、画面の高さを目線に合わせ、首が前に出すぎないよう意識しましょう。30分〜1時間に一度は首を軽く動かして休憩をとることも大切です。

枕の高さを確認する

枕が高すぎたり低すぎたりすると、寝ている間に首に負担がかかります。仰向けで寝たときに、首から背中にかけて自然なカーブが保たれる高さが目安です。

急性期の対応

寝違えなどで急に首が痛くなった場合は、無理に動かさず安静にしてください。痛みが強い部分を冷やすのが基本ですが、慢性的なこりの場合は温めた方が楽になることもあります。痛みが引かない場合は、早めに受診してください。



首の痛みに関するよくあるご質問

首こりでも整形外科を受診していいですか?

はい、もちろんです。首こりの中には、頚椎症や椎間板ヘルニアなど骨や神経の問題が隠れていることがあります。特に、しびれを伴う場合や長期間続く場合は、一度レントゲンで首の状態を確認しておくことをお勧めします。

寝違えで受診するのは大げさですか?

大げさではありません。多くの寝違えは数日で改善しますが、痛みが強い場合や1週間以上続く場合は、別の原因が隠れている可能性があります。痛み止めの処方やトリガーポイント注射で早く楽になることもあります。

首の痛みにMRI検査は必要ですか?

すべての首の痛みにMRIが必要なわけではありません。医師が診察とレントゲンの結果から判断し、椎間板ヘルニアや神経の圧迫が疑われる場合にMRI検査をお勧めします。当院にはMRIはありませんが、画像検査の専門機関であるメディカルスキャニングへ紹介いたします。

整体やマッサージとの違いは何ですか?

整形外科では、まずレントゲンなどの検査で痛みの原因を正確に診断したうえで治療を行います。骨や神経に問題がある場合は、適切な投薬・注射・リハビリが必要です。原因がわからないまま首を強くもんだり動かしたりすると、かえって悪化することもありますので、まず整形外科で診断を受けることをお勧めします。



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当院の整形外科は受付順での診察となります(予約不要)、診療時間をご確認いただきお気をつけてお越しください。
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